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母乳には赤ちゃんを守る大切な力があります。
この記事では助産師の視点から、インフルエンザにかかったときの授乳の続け方、薬の使用、家庭内感染予防のポイントを、
やさしくわかりやすくまとめました。
迷ったときの指標として、そっとお役に立てたらうれしいです💗

1. 冬のインフルエンザ流行期と母乳育児の重要性

1-1 冬に感染症が増える理由

冬は気温・湿度が下がることでウイルスが活性化し、室内の乾燥や人の集まりも増えるため、感染症が広がりやすくなります。
空気が乾くと鼻や喉の粘膜が弱くなり、ウイルスが体に入りやすくなると言われています。

1-2 母乳が持つ感染症予防効果

母乳にはIgA抗体などの免疫成分が含まれ、赤ちゃんを感染症から守る大切な役割があります。
ママの体がウイルスと戦う過程で作られた抗体が母乳を通して届けられるため、感染症が流行する冬こそ母乳育児は心強い味方です。

2. ママがインフルエンザにかかったときの授乳

2-1 授乳は続けてもOK?

多くの場合、インフルエンザにかかっても授乳は続けられます。
母乳を介してインフルエンザウイルスが赤ちゃんに感染する主要な経路とは考えられていません。
(※CDCでも Flu is not transmitted through breast milk としています)

ただし、咳やくしゃみ、手指を通した接触感染は起こり得ますので、
授乳時はマスク着用・手洗いなどの感染対策が重要です。

ママがつらいときは、搾乳の活用や家族のサポートを頼って大丈夫。
無理せず休息をとることも大切です。

2-2 赤ちゃんへの感染防止ポイント

・授乳時のマスク着用
・石けんでの手洗い+アルコール消毒
・換気と加湿
・赤ちゃんの様子の観察

3. 冬の感染症と薬の使用

3-1 抗インフルエンザ薬と授乳

タミフルやリレンザなどの抗インフルエンザ薬は、授乳中でも使用可能とする報告があります。
必要な治療をがまんする必要はありません。

3-2 ノロなど胃腸感染症でも授乳できる?

嘔吐や下痢がある場合でも、可能な範囲で授乳継続が推奨されています。
母乳は消化にやさしく、赤ちゃんの脱水予防にも役立ちます。

4. 冬のインフルエンザ予防と家庭でできる感染対策

4-1 授乳中ママのワクチン接種

授乳中のワクチン接種は安全性が高く、推奨されています。
ワクチン成分が母乳を通して赤ちゃんに影響することはありません。

4-2 家庭内感染を防ぐ方法

・換気と加湿(湿度40〜60%)
・帰宅後の手洗い・着替え
・タオルやコップの共有を避ける
・家族でルールを共有する

5. 不安なときの相談先

5-1 受診のタイミング🌟

  • ママ:高熱が続く/息苦しい/水分が取れない
  • 赤ちゃん:38℃以上の発熱/授乳量低下/尿量減少/ぐったりしている

5-2 相談できる場所

・助産院の母乳外来
・小児科 / 産婦人科
・自治体の育児相談
・オンライン相談

項目チェック
手洗い・アルコール消毒
授乳中のマスク着用
室内の加湿 40〜60%
こまめな換気
タオル・食器の共有NG
十分な休息
気になる時は早めに受診

🌿 ママへメッセージ
不安な冬の時期、子育てしながら体調管理をするのは本当に大変なこと。
できることを、できる時に、少しずつで大丈夫。
母乳には、あなたと赤ちゃんを守る力があります。
ひとりで抱え込まず、いつでも相談してくださいね🍃