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🌱「そろそろ断乳しようかな…でも夏はやめたほうがいいって聞いたし…」と迷っていませんか?


暑さや脱水のリスクを気にして秋まで先延ばしにしようか悩むママは少なくありません。
でも実は、夏の断乳・卒乳にもメリットがあるんです。
この記事では、ママたちのリアルな体験談や、助産師のアドバイス、厚労省・日本助産師会などの公的情報をもとに、安心して判断できるヒントをお届けします。


🌼目次

  1. 夏の断乳・卒乳が心配になる理由
     ・1-1 なぜ「夏の断乳は避けた方がいい」と言われるの?
     ・1-2 実際はどうなの?専門家の見解と最新の考え方
  2. 夏に断乳・卒乳するメリットとは
     ・2-1 赤ちゃんの様子をよく観察できる夏休みのタイミング
     ・2-2 水分補給や食事の面でのメリット
  3. 夏の断乳・卒乳を安全に進めるためのポイント
     ・3-1 熱中症・脱水を防ぐ!夏ならではの注意点
     ・3-2 日中と夜間の授乳のやめ方、段階的な方法
  4. 夏の断乳・卒乳で起こりやすいトラブルと対処法
     ・4-1 乳腺炎や張り返しなど、ママの体の変化に注意
     ・4-2 赤ちゃんの情緒不安定やぐずり対策
  5. 「秋まで待つべき?」と迷ったときの判断基準
     ・5-1 夏に断乳してOKな場合・避けた方がいい場合
     ・5-2 秋以降まで待つ場合のメリットと注意点

🌞1.夏の断乳・卒乳が心配になる理由

1-1 なぜ「夏の断乳は避けた方がいい」と言われるの?

一般的に、「夏は汗をかくし、母乳で水分補給している赤ちゃんにはやめどきじゃない」と言われることがあります。
実際、母乳には約87%が水分で構成されており、暑い時期の水分源としてとても大切です(出典:厚生労働省「授乳・離乳の支援ガイド」)。

また、夏場は体調を崩しやすく、母乳をやめることで赤ちゃんの体調変化に敏感になるママも多いのです。

1-2 実際はどうなの?専門家の見解と最新の考え方

💡助産師からのアドバイス

「夏だから絶対NGというわけではありません。赤ちゃんが離乳食をしっかり食べ、水分補給がきちんとできていれば、夏でも断乳は可能です。重要なのは“赤ちゃんの状態とママの覚悟”です」

つまり「タイミング」よりも「準備」と「計画」が大切なのです。


🍉2.夏に断乳・卒乳するメリットとは

2-1 赤ちゃんの様子をよく観察できる夏休みのタイミング

保育園や兄姉の予定が少ない夏休みは、家庭でゆっくり過ごせるチャンス。赤ちゃんの体調や情緒の変化に気づきやすい環境は断乳の好機でもあります。

🌿体験談

「夏休みに夫も在宅の日が多く、家族みんなで協力して断乳できました。日中も寝かしつけも時間に余裕があって、気持ちがラクでした」(1歳6か月児のママ)

2-2 水分補給や食事の面でのメリット

夏は冷たい食べ物や飲み物に慣れやすく、コップやストロー飲みの練習にも向いています。
「母乳から水や麦茶へ」の切り替えがスムーズにいくことも。


🍧3.夏の断乳・卒乳を安全に進めるためのポイント

3-1 熱中症・脱水を防ぐ!夏ならではの注意点

断乳後は母乳での水分補給がなくなるため、水分摂取のタイミング・量に注意が必要です。
赤ちゃんのうんちやおしっこ、汗の量、皮膚の湿潤を観察し、脱水のサインを見逃さないようにしましょう。

3-2 日中と夜間の授乳のやめ方、段階的な方法

いきなりやめるのではなく、まず日中だけ→数日後に夜間もやめる、というステップ断乳がオススメ。
情緒の安定にもつながり、赤ちゃんへの負担が少なく済みます。


🍼4.夏の断乳・卒乳で起こりやすいトラブルと対処法

4-1 乳腺炎や張り返しなど、ママの体の変化に注意

母乳の分泌が急に止まると、乳腺が詰まり「乳腺炎」になる可能性も。
炎症や高熱を伴うことがあるため、断乳後も2~3日は定期的に軽く搾乳することでリスクを下げられます。

💡助産師からのアドバイス

「断乳後のママのケアもとても大切です。無理に搾るよりも“ふんわり軽く”が基本。おにぎりを握るように優しく搾るのがコツです🍙」

4-2 赤ちゃんの情緒不安定やぐずり対策

夜泣きやぐずりが増える場合もあるので、安心感を与えるスキンシップや、就寝前の絵本・音楽の導入も効果的です。


🍂5.「秋まで待つべき?」と迷ったときの判断基準

5-1 夏に断乳してOKな場合・避けた方がいい場合

夏に断乳してOK

  • 離乳食を1日3回しっかり食べている(1才~1才半)
  • 離乳食が1~2回食であれば、粉ミルクや麦茶で水分補給ができている(6~9カ月位)
  • 家族が協力できる環境がある

避けた方がいい

  • 赤ちゃんが体調を崩しやすい
  • 旅行・帰省・イベントなどで生活が不安定
  • ママの心や体に余裕がない(夏バテしやすなど)

5-2 秋以降まで待つ場合のメリットと注意点

涼しくなることで体調管理はしやすくなりますが、秋は風邪や感染症の流行期でもあるため、やるなら早めの見通しと準備が大切です。


🌈まとめ

夏の断乳・卒乳にはメリットもあれば、不安もつきものです。
頑張りすぎず、ママ自身が「これでいい」と思える道を選んでくださいね。

もし実際に進めてみて「思ったより大変…」「赤ちゃんの様子が気になる」などあれば、どうか一人で悩まずに。

私たち助産師は、そんな時の“頼れる伴走者”です。
「えるむ助産院」でも断乳・卒乳のケアを行っていますので、お近くの方はぜひご相談くださいね🌳